虫除け効果抜群のノコギリソウ!安全なスプレーで蚊をブロック
2016/05/24
夏はアウトドアレジャーや花火大会、お祭りなど楽しいイベント満載ですが、厄介なのは蚊や虫の存在です。
長時間の外出に虫除けスプレーは欠かせませんが、一般的な虫除けに使われる成分のDEET(ディート)には危険性があります。
この記事では、虫除け効果のあるノコギリソウを使った、手作り虫除け剤をご紹介します。
安全な虫除けをフル活用して、夏祭りやアウトドアを思いっきり楽しみましょう!
INDEX【目次】
ノコギリソウ(別名ヤロウ)の効能
ヨーロッパ原産のキク科で別名ヤロウ(yarrow)とも呼ばれます。
ノコギリに似た葉が特徴的なハーブで、ヨーロッパでは昔から止血や軟膏代わりに使用されていました。
健康面の効能としては、消化器系の問題や月経痛の改善、解熱および止血作用などが広く知られています。
ディートなどの化学忌避剤と同様の効果があるため、このような自然の虫除けを使用することに、関心を持つ人が増えています。
ディートの危険性を知る人は少ないのですが、特に小さなお子さんがいる場合は注意が必要です。
仮に口の中に入ってしまうと、深刻な神経毒性作用を引き起こす恐れがあります。
子供に危険なものは使わせたくないと思うのは当然なので、ノコギリソウの虫除けは非常に有効といえます。
材料の準備や作るために少し時間はかかりますが、それでも大きな価値はあると思います。
天然の虫除けレシピ
ノコギリソウの効能を理解したら、自家製の虫除け材を作ってみましょう。
【材料】
- 傷んだ部分は捨てて、新鮮なノコギリソウを洗わずに粗く刻みます。
- ジャーに刻んだノコギリソウを入れて、さらにウォッカで満たします。
- ジャーに蓋をしてラベルを貼り、一晩置きます。
- 植物がウォッカを吸収するので、翌日さらにウォッカを追加します。
- 少なくとも6週間は浸けた状態で、使用する際はスプレーボトルに入れます。
【作り方】
DEET(ディート)の危険性
DEETは一般的に忌避剤(虫除け剤)に使われている化合物で、効果が強く長持ちすることが知られています。
研究によると、人の健康には重大な影響を及ぼすことがなく、アレルギーや肌荒れの影響も小さいとされています。
しかし、虫除けに対するアレルギー反応がなかった人でさえ、重度の神経障害を起こす恐れのある神経毒です。
アメリカ疾病予防管理センターが推奨する使用上の注意には、下記の記述があります。
●衣服へ塗る場合、内側(皮膚に直接触れる部分)へ塗布しない。
●長時間塗ったままにしない。子供で約4時間、大人で約8時間程度を目安とする。
●帰宅後など、昆虫に接触する機会から離れた場合は速やかに石鹸などを使い、洗い落とす。
●日焼け止めと併用する場合は、日焼け止めを最初に塗りその上に虫よけ剤を塗る。
引用: Wikipedia
つまり、直接肌に塗って長時間使用するのは危険なので、帰宅後は即座に洗い落とす必要があるということですよね。
この説明だけでも、ディートを使用した虫除けの危険性が伝わります。
考えてみたら肌を保護するというよりも、虫を寄せ付けない、虫さえ寄り付かない成分ということになります。
日本のディート濃度は最高12%で、他国の基準より低いそうですが、安全とは言っていないわけです。
まとめ
恥ずかしながら私、市販の虫除けの危険性を全く知りませんでした・・・
適切に使用すれば安全だとは思いますが、日焼け止めや虫除けの原料は天然由来ではありませんものね。
大人はある程度の耐性はあるものの、そもそも口に入れられないものを、子供の肌に塗るのは抵抗あります。
神経質になり過ぎるのも良くないですが、夏の間は虫除けが必須になりますので、できれば安全なものを使わせてあげたいですね。
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