津軽海峡フェリーと青函フェリーの違い!料金と設備を比較
2016/11/15
青森と函館を結ぶ移動手段として、津軽海峡フェリーと青函フェリーが運航しています。
家族旅行から気ままな一人旅まで、目的や人数に応じて、客室タイプや船舶内の施設から選ぶことができます。
旅行は乗り物で移動する時間も、楽しみの一つと言いますものね。
フェリーから海を眺めて過ごすのも、より気分を盛り上げてくれますわ~♪
とはいえ、フェリーは2社が運航していて船舶も種類があります。
何を基準に選んだら良いのか・・・なんて、考えすぎて迷っていませんか?
この記事では、津軽海峡フェリーと青函フェリーの違いとして、料金や船舶の施設などを比較してみました。
フェリーの利用を計画して判断に困ったとき、選ぶ際の参考にして頂ければと思います。
INDEX【目次】
津軽海峡フェリーの客室と船内設備
以前は「道南自動車フェリー」という名称で、東日本フェリーと同系列の会社だったことから、当時の船舶を使用しています。
乗り場は青森フェリーターミナルと、函館フェリーターミナル港町埠頭の北側になります。
船舶の特徴は、充実した船内設備と多彩な客室タイプが揃い、気軽な一人旅からカップルの豪華旅行まで対応します。
ブルーマーメイド
定員583名の大型船で、「夢のある旅を」という思いが込められています。
乗客に船旅を楽しんで欲しいという願いから、童話で人気の『マーメイド』を名前に採用しました。
- 【客室の種類】
- スタンダード: 従来より一人あたりの区画が広め(バリアフリー対応あり)
- 4名用コンフォート: マットレスを使用するタイプの洋室
- スイート: バス・トイレ付きのツイン
- ビューシート: 海を眺められるリクライニングシート
【設備の特徴】
全館バリアフリー仕様で、ストレッチャーが収容できるエレベーターや、救急室なども備えています。
また、赤ちゃん・キッズルームの他に、大型犬対応のドッグルームなどもあります!
愛犬と一緒に船旅が楽しめるなんて、もう最高ですね~♪
ブルードルフィン
定員586名の船舶で、コーポレートカラーのブルーと、会社のイメージロゴでもある「イルカ」を組み合わせた名前です。
2016年10月に新造船が就航。(ブルーマーメイドと同型船)
- 【客室の種類】
- スタンダード(従来より1.3倍の広さ): 女性専用ルームあり
- 4名用コンフォート: ソファーマットレス、TVと洗面台完備
- ビューシート: リクライニングで海を眺められる
- ファースト: ベッドとTVも、洗面台付きのツイン
- スイート: ベッドとTV、トイレ、シャワールーム完備
- プレミア: ベッドとTV、洗面所の他にジャグジーやリビングスペース
【設備の特徴】
日本初のドッグバルコニーを完備している他、赤ちゃんルームやキッズルームもあります。
バリアフリー設計で多目的トイレや救護室の他、ドクタールーム完備、シャワールームも増設されました。
びなす
定員590名の船舶で、『びなす』はゼウスとディオネの間に生まれた娘ビーナスから名付けました。
- 【客室の種類】
- 2等室: リーズナブルなスタンダードルーム
- 4名の1等室: グループや家族向け
- 特等室(和室): 落ち着ける和室はご夫婦におすすめ
- 特等室(洋室): 設備やアメニティ充実のホテルのような豪華客室
【設備の特徴】
プライベートドッグルームやオートレストラン、売店とゲームコーナーもあります。
「びなす」だけにレストランがあり、設備が自慢のフェリーというのも納得ですね!
えさん2000
74名定員の清潔で快適な船舶で、名前は函館市東部の活火山「恵山」に由来します。
客室は2等室のみで、自動販売機や喫煙室、シャワールームがあります。
以上が、津軽海峡フェリーの船内設備と客室の種類です。
ちなみに、「えさん2000」以外は売店とゲームコーナーもありますよ (^o^)b
それでは次に、青函フェリーの客室と船内設備をご案内しましょう。
青函フェリーの客室と船内設備
青函フェリーは、共栄運輸(株)と北日本海運(株)との共同運航です。
当初は貨物トラックやトレーラーを輸送していましたが、近年は一般客の乗船も扱うようになりました。
乗り場は青森フェリーターミナルと、函館フェリーターミナル北埠頭になります。
船舶の特徴は、基本的な設備と客室はカーペット席がメインで、なるべくコストを抑えたい方に最適です。
はやぶさ
2014年に就航した船で定員は300人、青函フェリーでは初の本格的な旅客用フェリーです。
- 【客室の種類】
- リクライニング椅子席
- カーペット席
- 女性専用ルーム
- バリアフリー専用席
- 個室ステートルーム
【設備の特徴】
バリアフリー昇降機や車いす対応のトイレ、男女ともにシャワールームがあります。
テーブルと椅子が並ぶ展望ロビーでは、ゆったり海の眺めを楽しむことも。
待合室にはテレビと椅子があり、1階から見上げる吹き抜けは意外にゴージャス♪
3号はやぶさ
定員105人で客室はカーペット室のみ、男女ともにシャワールームがあります。
船室にはコンセントが3か所あり、これは嬉しい設備かも♪
あさかぜ21
定員198人で客室はカーペット室のみ、コンセント付きです。
バリアフリー昇降機と車いす対応のトイレ、男女ともにシャワールームがあります。
あさかぜ5号
定員103人で客室はカーペット席のみ、シャワールームは男性用のみとなります。
青函フェリーの客室と船内設備を紹介しました。
なお、すべての船舶には、飲料とカップラーメンの自動販売機が設置されています。
それに給水器と給湯器i電子レンジもあるので、食料を持ち込めば食事はOK!
では引き続き、2社それぞれの乗船運賃を比較してみましょう。
津軽海峡フェリーと青函フェリーの運賃を比較
そもそも船舶や客室タイプが違うため、双方に共通する2等級、スタンダードルームの運賃を基準にしました。
いずれも、大人1人(12歳以上)が乗船した場合の金額です。
津軽海峡フェリー
6つの客室等級ごとに、それぞれA,B,Cの期間に分けて運賃を設定しています。
- A期間:2,220円
- B期間:2,770円
- C期間:3,190円
※どの期間に該当するかは、津軽海峡フェリーのHPで確認できます。
ゴールデンウイークや夏休みがC期間になっていて、10月以降から4月まではA期間がほとんどです。
船ということで、寒い時期は安く設定しているのでしょうか。
青函フェリー
青函フェリーは、10月~05月と06~09月の「2シーズン制 固定運賃」を採用しています。
- 10月~5月:1,600円
- 6月~9月:2,000円
※「はやぶさ」のみ、個室ステートルームは年間を通して6,160円。
同じ等級でも格安なのは、津軽海峡フェリーより船室が狭いのと、決して快適ではない構造のためでしょう。
まとめ
津軽海峡フェリーと青函フェリーの違いとして、船内設備や運賃を比較しました。
選ぶ基準としては・・・
プライバシー確保と少しリッチな船旅を満喫したい⇒津軽海峡フェリー
荷物も少ないし短時間なのでリーズナブルに済ませたい⇒青函フェリー
この他に、函館港では2社の乗り場が約3km離れている点も考慮しましょう。
乗船人数や好みに応じて選び、フェリーの旅を楽しんでくださいね。
なお、情報が変更になる場合もありますので、各公式HPをご確認ください。
※函館と青森の青函フェリーターミナルについてはこちら
青函フェリーターミナル函館と青森!バスの乗り方や駐車場は?
※八戸~苫小牧間のシルバーフェリーはこちら
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